インプラント手術の流れ
安全にインプラントを行う為に、必要な流れです。
インプラント手術の流れ

インプラント手術についてご説明いたします。ご不安な点はお気軽にお聞きください。
この時、インプラント手術が安全にできるかどうかを調べるため、簡単な口腔内診査、レントゲン検査、歯型模型採取をいたします。可能であれば、手術についての説明、費用についての説明、手術後についての説明等を、初診時に行います。


安全なインプラント手術を行うために、口腔内の状態、顎骨の状態等を詳しく検査します。特に、あごの骨の質のチェックはしっかりと行います。
あごの骨の状態によって、インプラント(人工歯根)と骨がくっつくまでの期間が変わってくるので、手術をする日程に随分影響するのです。その期間の差は、骨の質が十分な方で約8週間、骨の質が不十分な方ですと3ヶ月、長い方で6ヶ月と大きな差が生じます。また、骨の状態によって、どうしても必要な場合は、CT撮影を行い、正確な顎骨の状態を把握します。
さらに、全身の健康状態の把握も重要で、例えば、血液疾患(血友病など)、免疫不全、化学療法が行われている患者様はインプラント手術が出来ません。
※必要な場合は、他科の受診や、主治医への情報提供をお願いしています。


検査の結果に基づいて、最適な治療計画を立てます。
どの部位に、どんな長さ、どんな種類のインプラントを埋入するかなどを考え、それを患者様にご納得いただきまして、インプラント手術に入ります。


手術を行う以前に、口腔内の環境を整え、維持できるようにブラッシング指導を行います。
歯周病の可能性がある場合、または多発性の虫歯に対しては、インプラント手術前にそれらの処置を行い、口腔内の環境を整える必要があります。


インプラントの一次手術は、歯茎を開いて、あごの骨に人工歯根(インプラント)を埋めます。
麻酔のもとで行い、骨とインプラントをしっかり固定します。そして、骨と人工歯根(インプラント)がくっつくのを待つのです。


一次手術後、と人工歯根(インプラント)がくっつくのを、術前処置を継続しながら待ちます。
また、この期間、一般的にはインプラントの上に仮歯を入れておきます。
前述したように、この骨と人口歯根(インプラント)がくっつく期間は、大きく個人差差があります。(8週間~24週間)


人工歯根と骨がくっついたら手術です。歯型の型取りをして、最終的な人工歯を作って、装着して完成です。
一人ひとりの歯の形に合わせてお作りさせて頂く事で、天然歯とインプラントが自然に調和することができます。


最後に、インプラント手術を行う中で、一番大事なのが、メンテナンスです。
当院では、インプラントを長期間、維持するためにも、3~6ヶ月に一度はメンテナンスでご来院頂いています。
インプラントで治療したところだけでなく、お口全体の状態(かみ合わせ、歯肉の状態)を見て、クリーニングや治療を行っていきます。天然の歯が歯周病にかかるように、清掃状態が悪ければ、インプラント周囲炎といって、歯周病のような状態に陥ります。
このような状態を防ぐ為にも、メンテナンスは大変、重要なのです。
インプラントは高額です。だからこそ、一生涯付き合うことができるドクターやクリニックを選択して頂きたいと思っています。